結婚して住まいを手に入れるまで

住まいを売って新たに購入する 東京や大阪といった大都市圏では、戸建てでも庭がない住まいは珍しくありません。土地が高いので庭など持つ余裕がないのです。建物だけで精一杯で、その建物すら狭くてスペースを確保するために無理矢理三階建てにし、なんとか家族4人が住めるといった感じです。このような大都市圏では子供が同居するのは難しく、マイホームが欲しければ自分たちで住まいを購入しなければなりません。しかし田舎ですと建物はともかく土地は余っている、というケースが多いので、実家の敷地内に新たに家を建てて新居にするなどというパターンも多いです。土地代がかかりませんので経済的に負担が少なくて済みます。

私も一応都会の生まれですので、若い時から結婚したら自分で住まいを確保しなければ、と思っていました。いきなり購入はできませんが、賃貸暮らしをしながら頭金を貯め、中古でも良いのでマイホームを持つことができればと夢見ていました。30歳の時にやっと夢が叶いました。マイホームといっても築20年以上のマンションでしたが、私にとってはやっと手に入れた自分の住まいでした。ところが同い年の友人は、結婚すると実家の敷地に家を建てて家族で暮らし、3年後には実家の近くに今度は新築の住まいを建てました。実家の家は親が出してくれたそうです。つまり結婚してから住居費用がかからなかったわけです。その分貯金に励み、3年で充分な頭金を貯めたというわけです。同じマイホームでも私とは随分違います。田舎に実家があるのも悪くないかもしれません。