田舎に住まいを持つ前に田舎体験を

田舎住まいに憧れを持つようになってから数年が経ちました。朝は鳥の鳴き声で目を覚まして、家の周りを散歩するのです。すれ違う人と笑顔で挨拶を交わすのです。外の音を遮断するために窓を閉め切り、早朝に散歩すれば不審者と思われ、職務質問される都会暮らしとは大違いです。都会で生まれて、都会で育ちました。都会で就職し、結局ずっと都会に住んでいます。都会に不満を持つようになったのは最近で、若いころは、ずっと都会育ちが自慢でした。都会は何でもあります。便利です。人も商品も一流は全て都会に集まってくるのです。しかし、最近そんな都会しか知らない自分を寂しく感じ始めました。地方出身の人たちがする地元の話を聞いていると、私の知らないことがたくさんありました。それに引き換え、私の育った環境には、誰でも知っていることばかりです。そこで、今からでも遅くない田舎に住まいを持とうと思ったのです。
といっても、子供のころの遠足や旅行くらいでしか、田舎には行ったことがありません。憧れだけで暮らせるとは思いません。住まいを持つ前に知っておかなければならないことがたくさんあるはずです。そう思い、いろいろ調べてみました。すると、インターネットで田舎暮らし体験というものを見つけました。短い期間だけ田舎に住んでみて、田舎暮らしを体験するというものです。そのうえで移住を検討するというものでした。これだと思いました。とりあえずこれで田舎体験をしてみたいと思います。
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